相続のこと

事前査定の必要性

相続特集:近年増える「相続不動産」~「事前査定の必要性」~

実家の不動産を相続する予定がある時には「事前査定」が必要なのでしょうか?

実家を相続予定の皆様、まだご両親が健在の中で「事前査定」と聞くと、こんな事が浮かびませんでしょうか?

まだ生きているうちに査定だなんて、縁起が悪いからできない!
相続するのはかなり先の予定なのに、今から査定する必要性って?
相続時には、兄弟・親族内で、少しもめる要素があるのに、黙って査定だなんて…

確かにそう思うことだと思います。ですが、このような理由で、事前に価値を知らないでいると実際にご両親が亡くなられ、いざ相続と言う際には、大きな問題が数多く発生するはずです。

 

不動産の価格は下落する?

これからの将来、間違いなく相続時には「相続する不動産の価格は下落」すると考えておいてください。

少子高齢化と人口問題により、既に不動産が余る時代と呼ばれているのをご存知でしょうか。そんな中で、相続する実家の不動産価値は上がる可能性が少ないのです。

だからこそ正しい予想価格を事前に知ることは、相続時に揉めないためにも必要なことなのです。

また、その相続する不動産に、住むのか他の方法で活用するのかを事前にある程度考えておかないと、それこそ親族内での揉め事の原因になりかねません。

 

価格の目減り

これまで一般的に、不動産はいざというときに売却することの出来る財産で、資産価値が高いというのが通説でした。

しかし、バブルの崩壊後みるみるうちに不動産価値は下落し、さらには人口が減少している現在、全国的にみると不動産は供給過剰となっています。加えて、住宅地といわれる地域にある不動産は、数年後には百万単位で価格が下がってしまうことも珍しい話ではありません。

またマンションの場合も、年数が30年を超える物件では、新耐震の条件をクリアできていない場合や、マンション全体の配管の老朽化などで、見えない価値が年々下がってきています。

現在、全国に住人がいない「空き家」は820万戸あると言われています。相続はしたものの、どうすることも出来ず、放置された空き家が増えているのです。増加する「空き家問題」に、総務省も対策に乗り出しています。

こんな中で、相続する不動産が「資産になる不動産」であるとは100%言えないことが理解できたでしょうか。